3か月以内に再入院した統合失調症患者に対する地域定着に向けた中堅・熟練病院看護師の支援プロセス

DOI
  • 牧 茂義
    椙山女学園大学看護学部看護学科
  • 永井 邦芳
    豊橋創造大学保健医療学部看護学科
  • 安藤 詳子
    名古屋大学大学院医学系研究科看護学専攻基礎・臨床看護学講座

書誌事項

タイトル別名
  • The Process of the Support by the Proficient and Expert Hospital Nurses for the Community Settlement of the Discharged Schizophrenia Patients Who Were Readmitted within Three Months

説明

目的:統合失調症患者の再入院から地域定着に向けた病院看護師の支援のプロセスを明らかにする。<br>方法:精神科病棟勤務経験5年以上の看護師に再入院した統合失調症患者へ行った支援について面接し,内容を戈木(2013)のグラウンデッド・セオリー・アプローチを参考に質的帰納的に分析した。<br>結果:17名の看護師に面接した結果,支援は[患者の理解者としての課題抽出と退院後の生活のイメージ][患者と家族の幸福を志向した退院後につながる支持的な家族関係の調整][ラポール形成能力の障害をふまえて安全感を保証した信頼関係の形成][患者が病気を受容し,患者の課題に向き合う支援][入院中の看護をプロセスの一部ととらえた地域への橋渡し]の5段階を経ていた。<br>結論:退院後をイメージした支援により,患者は退院後に継続できる生活を身につけることができ,地域への橋渡しで,患者は退院後の支援を受けることが容易になった。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001288071124864
  • NII論文ID
    130007485349
  • DOI
    10.15065/jjsnr.20180308015
  • ISSN
    21896100
    21883599
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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