授業でのグループ・アプローチの実施が大学生の肯定的自己概念および信頼感の形成に及ぼす効果―構成的グループ・エンカウンターとレクリエーショナルスポーツを用いた実施―

書誌事項

タイトル別名
  • Effects of Group Approach on Participants’ Shaping Positive Self-Concepts and Trust for Self and Others: Practice with Structured Group Encounter and Recreational Sports in a University Class
  • ジュギョウ デ ノ グループ ・ アプローチ ノ ジッシ ガ ダイガクセイ ノ コウテイテキ ジコ ガイネン オヨビ シンライカン ノ ケイセイ ニ オヨボス コウカ : コウセイテキ グループ ・ エンカウンター ト レクリエーショナルスポーツ オ モチイタ ジッシ

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説明

本研究では,大学生を対象にグループ・アプローチを取り入れた授業を実施し,それが参加者の肯定的 な自己概念の形成や信頼感の構築にどのような効果をもたらすかを検討した。授業は構成的グループ・エ ンカウンターとレクリエーショナルスポーツを取り入れ,「自己を見つめる」,「グループ共同作業」,「体を 使って」というテーマで行った。授業参加者のうち,新入生52名(男子34名,女子18名)のデータについて, 一連の授業実施の前・中・後での自己意識や自尊感情,自分や他人への信頼感の変化などを調べたところ, 「自己を見つめる」や「グループ共同作業」に対して関心の高かった参加者は,私的自己意識や他人への信 頼感が高まったが,「体を使って」については変化がみられなかった。このことから,効果を上げていくた めには,参加者へのフィードバックや参加者間の言語的なコミュニケーションの機会を増やす必要がある ことなどが論じられた。

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