Social Innovationに対するプレ・スキームモデル構築の提言

書誌事項

タイトル別名
  • Construction of “Pre-scheme model” for Social Innovation

説明

社会ニーズに応え、様々な個人の問題を解決するSocial Innovationが、異業種によって引き起こされ、気が付くと自社の経営や事業自体を喪失してしまう事例は枚挙に暇がない。なぜなら、昨今の社会環境の変化は早く大きく、企業の経営トップ自らがSocial Innovationに対する「曖昧な全体使命」を想定できない内に、ICT(情報通信技術)、IoT(Internet of Things)等により生みだされたSocial Innovationにより「新たな社会環境が従来企業を追い越していく」からである。 成功経験豊富なトップでもあっても、Social Innovationに対する「曖昧な全体使命」の想定が難しい状況を踏まえ、従来のトップダウンや定型的なプロジェクトマネジメントの先に、夢や構想が先に存在し、Social Innovationを具現化するため、P2M理論が有効に機能する対応策が必要と考えた。 今回の提言は、Social Innovationに対してP2M理論のスキームモデルを適用する前に、ボトムアップでトップを説得する「プレ・スキームモデル構築」により、経営トップから「曖昧な全体使命」を獲得することができる。その上で、スキームモデルの適用が可能である。事例に基づき、このプレ・スキームモデル構築に必要な管理知識と統合マネジメントを提案する。

収録刊行物

  • 国際P2M学会誌

    国際P2M学会誌 13 (1), 142-159, 2018

    一般社団法人 国際P2M学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001288076206208
  • NII論文ID
    130007496500
  • DOI
    10.20702/iappmjour.13.1_142
  • ISSN
    24320374
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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