TQCにおける課題とTQMでの対応

書誌事項

タイトル別名
  • New TQM's Approach to Solve Problems of the Past TQC
  • TQC ニ オケル カダイ ト TQM デ ノ タイオウ

この論文をさがす

説明

品質管理は80年代のTQCブームから批判期, 反省期を経てTQMへの変革期を迎えようとしている.現在, TQM宣言をはじめTQMについて多くの研究や提案がなされてきているが, TQCにおける問題点の整理は十分ではなく, 過去のTQM宣言やTQMについての提案がどのような問題の解決に役立つか, 考えなければならない問題は何かは必ずしも明確でないのが現状である.本研究では, TQCにおける問題点を収集, 体系化し, TQCにおける問題点の観点からTQMの在り方を探ることを目的としている.本研究では, TQCに関する問題点を抽出し, データ化して, KJ法的な手法を用いることによりTQC全体における課題を体系的にまとめる.また, TQCにおける問題点とTQMの構成要素の対応関係を整理し, TQMの構成要素以外でもTQCの問題点に対して現在対応されていると考えられる点を示した.結果として, TQCの問題点をTQMの具体的検討項目としてまとめることによりTQMのフレームワークをより具体化した.

収録刊行物

  • 品質

    品質 29 (4), 97-106, 1999-10-15

    一般社団法人 日本品質管理学会

参考文献 (8)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ