架橋ホスホン酸化合物から合成する非シリカ系メソポーラス材料
書誌事項
- タイトル別名
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- Nonsiliceous Mesoporous Materials Prepared from Bridged Phosphonates
説明
メソポーラス金属ホスホン酸塩(MOP)の合成が初めて報告されたのは2003年のことであり,規則性メソポーラス材料の合成法として有名な両親媒性有機分子の自己集合が適用された。骨格組成がホスホン酸アルミニウムのものが最初の報告例であり,既存のメソポーラス材料ではほとんど見られなかった親水的な孔内環境が提供できるとともに,親水性をある程度制御できることも示されている。その他,メソポーラスホスホン酸チタンに関する報告例では,重金属イオンの吸着,有機汚染物の光分解,CO2の捕捉・回収など,液相中での利用技術が提案されている。以上のような経緯から,本解説では,特徴的な性質を示すことが多い非シリカ系のハイブリッド型メソポーラス材料,特に架橋ホスホン酸と金属源との反応を利用して合成するメソポーラスMOPに着目し,それらの合成と応用について紹介する。
収録刊行物
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- ゼオライト
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ゼオライト 35 (4), 129-138, 2018-10-15
一般社団法人日本ゼオライト学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001288083342848
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- ISSN
- 09187774
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可