高頻度現地測量による福井県三里浜海岸の汀線変化および河口変動と自然外力の解析

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  • RELATION AMONG SHORELINE CHANGE, RIVER MOUTH LOCATION, AND ALONGSHORE SEDIMENT TRANSPORT AT THE SANRIHAMA BEACH, FUKUI, JAPAN
  • コウヒンド ゲンチ ソクリョウ ニ ヨル フクイケン サンリハマ カイガン ノ テイセン ヘンカ オヨビ カコウ ヘンドウ ト シゼン ガイリョク ノ カイセキ

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抄録

小規模河川の河口変動と周辺海岸での汀線変化,作用外力の関係には,未解明な点が多く残されている.本研究では,福井県三里浜海岸とその中央に流出する高須川河口を対象に,週1回の高頻度現地測量を長期間に渡って実施し,波浪観測データとの比較を通じて,河口位置,汀線変化,沿岸漂砂の特徴と相互関係を把握することを試みた.河口季節変動の特徴として,夏季から秋季に閉塞しやすく,冬季には大きな偏流が発達して沿岸位置が大きく変化するが,春季には平均的な位置に復帰する.河口位置の沿岸移動と沿岸漂砂の規模は,波浪外力の季節変動を反映して冬季に急増するが,両者の方向は必ずしも一致しない.汀線位置・形状の季節変動は経験的固有関数の第1モードと対応付けられ,河口位置の変化とも相関が認められる.

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