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- 金沢 孝
- 慶応義塾大学
書誌事項
- タイトル別名
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- A Study of Effect of Work Factors on Work Performance of Simple Manual Task
説明
定置された鋼球をつかんで(GP. grasp point)運び, 孔に挿入する(RP : release point)繰返し作業を対象にした作業と作業域の研究用に開発した実験装置の仕様と, 研究の第一歩としての作業面高, RP位置と精度の予備的実験の結果と検討を本論文では述べる.実験の結果から, 作業面高については肘の高さから肩より10cm低い高さまでの範囲の作業面高の能率がよく, RPについては作業者の正面から遠方にRPが移動してもサイクルタイムの増加がなく, RPが外側に移動するとサイクルタイムが比例的に増加する, 鋼球と孔の公差で示されるRP精度は失敗率に指数的な影響を与えることが示された.これらの能率差に骨格・筋肉系と視覚系が影響していることから, たんに手腕動作の結果としての能率差にとらわれることなく, 能率差の原因である骨格・筋肉系と視覚系の分析を行うことが動作研究の目的によっては必要となる.
収録刊行物
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- 日本経営工学会誌
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日本経営工学会誌 33 (4), 287-294, 1982-10-15
公益社団法人 日本経営工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001288100339840
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- NII論文ID
- 110003933634
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- ISSN
- 24329983
- 03864812
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可