コンフリクト解決のためのグラフモデルを用いたシャープ買収交渉の分析

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タイトル別名
  • An analysis of Sharp acquisition negotiation based on the Graph Model for Conflict Resolution

抄録

深刻な経営危機に陥ったシャープは、資本業務提携関係にあった台湾の鴻海精密工業と産業革新機構から支援の提案を受け、最終的には2016年3月に鴻海の支援を受けることを決定し、鴻海がシャープを買収した。買収交渉の過程で、鴻海はシャープの主力取引銀行に追加の債権放棄を迫った。本論文では、上記の状況をコンフリクト解決のためのグラフモデル (GMCR) と呼ばれる枠組みを用いてモデル化する。ナッシュ安定性、一般メタ合理性、対称メタ合理性、連続安定性の4つの解概念に基づく均衡を、計算プログラムにより求める。求めた均衡と現実の結末を比較し、考察を行う。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001288104259328
  • NII論文ID
    130007550547
  • DOI
    10.11497/jasmin.2018t10.0_180
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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