日勤務帯および準夜勤務帯において看護師が意識する危険要因に関する研究
書誌事項
- タイトル別名
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- A Study of Risk Factors Nurses Are Aware of during Day and Twilight Shifts
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説明
<p>本研究の目的は,医療事故が多く報告されている日勤務帯と準夜勤務帯において,看護師が何を危険要因として意識しているのかを明らかにし,日勤務帯と準夜勤務帯における意識の相違を検討することである.3つの総合病院の内科および外科病棟に勤務している看護師542名を対象に調査を行い,以下の結果を得た.</p><p>1.医療事故防止のために意識する危険要因は『患者側要因』,『個人要因』,『チーム要因』,『組織要因』に分けられた.</p><p>2.準夜勤務帯より日勤務帯の意識が高かったのは『患者側要因』の「患者の内服薬」などの8項目,『個人要因』の「医師からの指示受け方法」の1項目,『チーム要因』の「看護チームメンバーの技術」などの4項目,『組織要因』の「病棟の雰囲気」などの3項目であった.</p><p>3.準夜勤務帯で意識が高かったのは『患者側要因』の「患者の症状や病状」などの4項目,『個人要因』の「自分の身体的状況」などの2項目,『組織要因』の「病棟の取り決め」の1項目であった.</p><p>4.事故報告が多い注射や転倒・転落に関連した項目については勤務帯による差がみられなかった.</p>
収録刊行物
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- 日本看護管理学会誌
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日本看護管理学会誌 10 (1), 21-29, 2006
一般社団法人 日本看護管理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001288105125504
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- NII論文ID
- 130007553754
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- ISSN
- 21896852
- 13470140
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可