書誌事項
- タイトル別名
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- Recovery Effects of Trehalose on Acid Denaturation/Aggregation of Proteins
- トレハロース ニ ヨル タンパクシツ ノ サン ヘンセイ オヨビ ギョウシュウ ニ タイスル カイフク サヨウ
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抄録
<p>糖やポリオールをはじめとするオスモライト(浸透圧調節物質)により,タンパク質の変性や凝集が抑制され,酵素の失活が防がれることが古くから知られている.中でも非還元性二糖のトレハロースは,極限環境への耐性をもつ生物が生産することから優れた安定化作用をもつと考えられ,いまなお盛んに研究が行われている.今回著者らは放射光広角X線散乱(SR-WAXS)を用い,pH 3.5の酸性溶媒中で凝集した牛ミオグロビンをトレハロースが解離させ, 天然構造に近い構造にフォールドさせることを見いだした.凝集阻害剤として種々のオスモライトが有効であることは既知であるが,凝集体を解離させる添加剤としてよく知られるものは,変性剤や界面活性剤といった細胞毒性を示すものがほとんどである.したがって本報告は,トレハロースが人体に無害なタンパク質凝集解離剤として有望であることを示唆すると同時に,共存分子存在下のタンパク質構造解析における,広角散乱法の有用性を示すものである.</p>
収録刊行物
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- 分析化学
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分析化学 68 (1), 43-49, 2019-01-05
公益社団法人 日本分析化学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001288119574400
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- NII論文ID
- 130007590653
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- NII書誌ID
- AN00222633
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- NDL書誌ID
- 029477632
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- ISSN
- 05251931
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可