サツマイモのマイクロ波加熱過程シミュレーションとデンプン糊化

書誌事項

タイトル別名
  • Microwave Cooking Simulation of Sweet Potato and Observation of Starch Gelatinization by a Scanning Electron Microscope

この論文をさがす

説明

サツマイモのマイクロ波加熱過程における材料内部温度変化を明らかにするため,熱移動モデル解析による材料温度予測と走査型電子顕微鏡によるデンプン粒の状態観察を行った.その結果,以下の知見を得た.1)水分蒸発による収縮の影響を含む熱・物質移動モデルを構築し,材料内部温度分布変化および含水率の変化を予測した.走査型電子顕微鏡によるデンプン粒の観察の結果,デンプン粒が消失する糊化時間はモデル解析により予測できることが明らかとなった.2)最適な加熱調理を行うため,β-アミラーゼの活性により糖化が促進される温度域での温度制御について,シミュレーション法により検討を行った.表面温度を感知し,ON-OFF制御することによって均一加熱が可能であることを理論的に明らかにした.以上,本研究成果はサツマイモのマイクロ波調理装置を設計・利用する際の基礎となるものである.

収録刊行物

被引用文献 (2)*注記

もっと見る

参考文献 (14)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001288130398976
  • NII論文ID
    110004863720
  • NII書誌ID
    AA11646210
  • DOI
    10.20809/seisan.13.2_80
  • ISSN
    24242403
    13410156
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ