書誌事項
- タイトル別名
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- Mechanisms for neuronal migration in the postnatal brain
- ナマ コウノウ ニ オケル ニューロン イドウ ノ チョウセツ キコウ
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説明
長い間,生後の脳では新しいニューロンは産生されないと考えられてきた.しかし近年の研究で,生後の脳にも神経幹細胞が存在し,活発にニューロンを産生していることが明らかになった.新生ニューロンは,未熟な形態を保ちながら脳内の目的地まで長距離を移動し,脳の可塑性や脳傷害後の神経再生に貢献すると考えられている.さらに,生後脳のニューロン移動は,魚類や爬虫類,鳥類からヒトを含む霊長類まで,脊椎動物で広く保存された現象であることがわかってきた.本稿では,生後脳のニューロン移動を調節するメカニズムについて,筆者らの最近の成果を交えながら概説する.さらに,ニューロンの移動メカニズムを利用して神経再生を促進する技術についても紹介したい.
収録刊行物
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- 生化学
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生化学 91 (2), 178-190, 2019-04-25
公益社団法人日本生化学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001288131566208
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- NII論文ID
- 40021942468
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- NII書誌ID
- AN00126072
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- NDL書誌ID
- 029790007
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- ISSN
- 00371017
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可