実習指導者の経験に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • Study of Clinical Instructor Experience:
  • 実習指導者の経験に関する研究 : 病院に就業する実習指導者に焦点を当てて
  • ジッシュウ シドウシャ ノ ケイケン ニ カンスル ケンキュウ : ビョウイン ニ シュウギョウ スル ジッシュウ シドウシャ ニ ショウテン オ アテテ
  • Focusing on Those Working in Hospitals
  • ― 病院に就業する実習指導者に焦点を当てて ―

この論文をさがす

説明

<p> 本研究の目的は、実習指導者の経験を表す概念を創出し、その特徴を考察することである。研究対象者は、実習指導者の任命を受け1年以上その役割を担っている、もしくは過去2年以内に役割を担った経験をもつ看護職者19名である。半構造化面接法により実習指導者の経験をデータとして聴取し、飽和化を確認した。このデータを看護概念創出法を適用し分析した結果、実習指導者の経験を表す16概念を創出した。16概念とは、【1.知識と経験の累積による指導難渋から円滑化への移行】、【2.実習の概要理解と実習目的に適った指導】、【3.学生の学習状況に応じた指導と学習状況把握不可下での指導】等である。考察において、先行研究が解明した指導者の行動との比較を通し、実習指導者の経験を表す16概念が3種類の特徴をもつことを示した。3種類の特徴とは、「行動と同質の実習指導者の経験」「行動と異質の実習指導者の経験」「行動として表さない実習指導者の経験」である。本研究成果は、実習指導者が自己の状況を客観的に理解でき、よりよい役割遂行に向け目標や課題を明確にすることに活用できる。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ