あふれ出し・表出が都市の様相に与える影響

書誌事項

タイトル別名
  • The Effect of Extension of Private Commodities on Modality

説明

<p>我々は街路を歩いているとき、都市に存在する様々な要素の関わり合いから様々な様相を感じ取っている。本研究ではあふれ出しと表出に着目し、これらが我々の感じ取っている様相にどのような影響を与えているかを明らかにすることを目的とした。「あふれ出し」は住民が生活を送るで致し方なくあるいは無意識的に屋外に出てくるもので、「表出」は外に向けて意識的に設えて置いたものである。まず、函館市西部地区において経路歩行実験を行った。次に実験経路を13の領域に分割し、交通量とあふれ出し・表出の数によって領域を3段階の路地度に分類した。被験者の様相記述を見ると、表出は好意的に受け取られ、あふれ出しは被験者によって様々な受け取り方をされていた。また、あふれ出しの数が多い街路では、あふれ出しを領域を規定する要素としていた被験者もいた。また、あふれ出しと表出のどちらが多いかによって、被験者が感じる様相の傾向に差異が現れていた。しかし、領域内に目立つものや気になるものが存在する場合は、歩行中はあふれ出しや表出に目が行くこともあるが、印象に残りにくいことがわかった。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001288149734144
  • NII論文ID
    130007669182
  • DOI
    10.11247/jssd.66.0_374
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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