改訂道徳的感受性質問紙日本語版 (J-MSQ)の開発と検証:第1報

書誌事項

タイトル別名
  • Development and validation of a Japanese version of the revised Moral Sensitivity Questionnaire: a preliminary study
  • カイテイ ドウトクテキ カンジュセイ シツモンシ ニホンゴバン(J-MSQ)ノ カイハツ ト ケンショウ(ダイ1ポウ)

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説明

<p>本研究の目的は、Lützénらが開発し2006年に改訂した道徳的感受性質問紙(rMSQ)をもとに日本語版(J-MSQ)を作成し、測定用具としての妥当性を検証することである。J-MSQの作成には、rMSQ開発者とのやりとりによる各質問項目の意昧の特定、有識者による質問文の検討、翻訳/逆翻訳の段階を経た。回答は6段階のリッカー卜尺度とし、一般病院の看護職を対象に計210の質問紙を配布し141件の回答を得た。因子分析の結果、rMSQの3つの因子、Moral Strength(MS)、Sense of Moral Burden(SMB)、Moral Responsi- bility (MR) と一致する因子が抽出された。信頼性係数はそれぞれ.798、.622、.144であった。LützénらによるrMSQの構成概念は日本の看護師に適用できる可能性とともに、MRを測定する質問項目に関しては今後見直す必要が示唆された。</p>

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