これからの教科教育のあり方

書誌事項

タイトル別名
  • A New Approach to Curriculum Research and Instruction
  • シンポジウム これからの教科教育のあり方 : 教科の成立基盤に関する視点から
  • シンポジウム コレカラ ノ キョウカ キョウイク ノ アリカタ : キョウカ ノ セイリツ キバン ニ カンスル シテン カラ
  • : From a Viewpoint of the Foundations for Establishing School Subjects
  • 教科の成立基盤に関する視点から

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抄録

本稿は,教科の成立基盤に関する視点から,これからの教科教育のあり方を探ることを目的とする。このため,①教科区分や教科の意味・意義,②教科における内容構成,③教科で育成する人間性,④学習指導と評価のあり方,という下位目標を設定し,これらを順に論究した。その結果,次の4点が明らかになった。①既存の学問は固有の対象領域と方法という対象に関する認識が異なることから成立する。このため,既存の学問を負荷する各教科は認識の仕方の違いをもとに存立する。②教科の内容は既存の学問を背景に,それを子どもに適合するように組織する。③すべての教科は教科の本質をもとにした人間性を育成する。④各教科の学習指導と評価は,教科の本質にもとづき,人間形成という教育的価値をもとに学力を育成する。

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