ステロイド外用薬が血糖管理悪化の原因と推察された2型糖尿病維持透析患者の1例

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タイトル別名
  • Adverse effect of topical steroid treatment on blood glucose control in a patient with type 2 diabetes on maintenance dialysis

抄録

糖尿病腎症に伴う脂質異常の制御は心血管イベントや腎症悪化の防止のために必須である。今回,アトルバスタチン(A)5mgで治療中の高コレステロール血症を伴う2型糖尿病腎症患者34名を無作為にA増量群(A10mgに増量)とエゼチミブ(E)併用群(E10mgを追加)に割り付け,前値と強化後3ヵ月の空腹時値を比較した。結果,non HDL-CとLDL-Cの変化率はE併用群で有意に大であった。腎や他のマーカーには有意な変化は認めなかった。本研究にて,用量依存的な腎保護作用が報告されているAの増量に比し,E併用がnon HDL-CとLDL-Cの変化率で優越性があり,安全性において同等であることを証明した。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390002212173528704
  • DOI
    10.15634/j0100_0401_002
  • ISSN
    21887527
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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