スーパーチャネル伝送におけるサブキャリア連携光周波数制御方式

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タイトル別名
  • Collaborative Sub-carrier Optical Frequency Control for Superchannel Transmission

抄録

スーパーチャネル伝送において,送信光源に光周波数ドリフトが生じた場合,サブキャリア(SC)間干渉や.光フィルタ経由に伴う信号帯域狭窄による信号品質劣化が問題となる.本論文では,2サブキャリア偏波多重4値位相変調(2SC-DP-QPSK)信号と2サブキャリア偏波多重16値直交振幅変調(2SC-DP-16QAM)信号を対象に,送信信号の光周波数にディザを与え,受信信号品質の変化を観測することで,システム運用中に生じる光周波数ドリフトを常時補償可能なSC連携光周波数制御を提案する.本提案方式では,受信信号品質から算出される誤差信号の極性を用いて信号品質が最大となるSCの周波数配置に制御する.シミュレーションと実験による静特性評価を行い,光源の周波数ドリフトによる劣化量と制御に起因する劣化量から制御による改善量を示し,シミュレーションによる動特性評価では制御に起因するQ値変動を一定値に留めながら,2SCの光周波数を安定的に制御できることを確認したので報告する.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390002212173859712
  • DOI
    10.14923/transcomj.2016jbp3031
  • ISSN
    18810209
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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