ヒメマツタケ(<i>Agaricus blazei</i> Murrill)栽培用堆肥の熟成に伴って出現する細菌の探索

  • 多田 有人
    ㈱岩出菌学研究所 千葉大学大学院融合科学研究科ナノサイエンス専攻
  • 菅原 なつ美
    千葉大学大学院融合科学研究科ナノサイエンス専攻
  • 川出 光生
    ㈱岩出菌学研究所
  • 齋藤 明広
    千葉大学大学院融合科学研究科ナノサイエンス専攻
  • 安藤 昭一
    千葉大学大学院融合科学研究科ナノサイエンス専攻

書誌事項

タイトル別名
  • Investigation of bacteria that specifically appear during the maturation process of compost for the <i>Agaricus blazei</i> Murrill cultivation
  • ヒメマツタケ(Agaricus blazei Murrill) 栽培用堆肥の熟成に伴って出現する細菌の探索
  • ヒメマツタケ Agaricus blazei Murrill サイバイヨウ タイヒ ノ ジュクセイ ニ トモナッテ シュツゲンスル サイキン ノ タンサク

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抄録

<p> ヒメマツタケ栽培用堆肥では,子実体収量が最大になる時点で堆肥に出現する細菌が存在することが報告されている.本報告では,これらの現象の再現性を検証するとともに,堆肥の熟度の指標となりうる細菌を探索した.2005年夏季および2006年冬季の二度の堆肥製造工程では,それぞれにおいて,子実体収量が最大となる時期と,堆肥のC/N比が安定する時期が一致した.一方,PCR-DGGE法によるDNAを指標とした細菌フローラの分析の結果,製造バッチが異なる3つの堆肥中での細菌群集構造が同様であることが判明した.また,それらの細菌群集中には,子実体の収量が最大となる時点で出現する,全てのバッチの堆肥に共通の細菌が存在することが明らかとなった.これらのうち1つはグラム陰性細菌Roseomonas属と高い相同性を示した.</p>

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参考文献 (16)*注記

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