せめぎ合う占領期事前検閲と改造社文芸出版

書誌事項

タイトル別名
  • A Struggle over Censorship between the Kaizō-sha Publishing Company and the CCD: An Episode about the Publication of Riichi Yokomitsu's <i>Ryoshū</i> in 1945-1946
  • せめぎ合う占領期事前検閲と改造社文芸出版 : 一九四五-四六年・横光利一『旅愁』を中心に
  • セメギアウ センリョウキ ジゼン ケンエツ ト カイゾウシャ ブンゲイ シュッパン : イチキュウヨンゴ-シロクネン ・ ヨコミツ リイチ 『 リョシュウ 』 オ チュウシン ニ
  • ――一九四五―四六年・横光利一『旅愁』を中心に

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抄録

<p>日本近代文学におけるメディア検閲は、近年もっとも関心を持たれている研究テーマの一つである。第二次世界大戦の戦前・戦中・戦後を通じて文学活動を展開した作家は、内務省とGHQ/SCAP(連合国軍最高司令官総司令部)の検閲と無縁ではなかった。本稿では、改造社編集者であった木佐木勝の日記を手がかりに、横光利一『旅愁』刊行の過程に照明を当てながら、アメリカ軍占領期事前検閲と改造社文芸出版とのせめぎ合いの一端を考察した。</p>

収録刊行物

  • 日本文学

    日本文学 64 (11), 54-64, 2015-11-10

    日本文学協会

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