タイムゲート法と光変換型蛍光タンパク質とを組み合わせた細胞内タンパク質局在過程の追跡

  • 坂田 桃子
    宇都宮大学バイオサイエンス教育研究センター 東京農工大学大学院連合農学研究科
  • 児玉 豊
    宇都宮大学バイオサイエンス教育研究センター 東京農工大学大学院連合農学研究科

書誌事項

タイトル別名
  • Tracking the subcellular protein localization process by combining the time-gated method and photoconvertible fluorescence protein
  • タイムゲートホウ ト ヒカリ ヘンカンガタ ケイコウ タンパクシツ ト オ クミアワセタ サイボウ ナイ タンパクシツキョクザイカテイ ノ ツイセキ

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抄録

<p>葉緑体に含まれるクロロフィルは高輝度の自家蛍光を発するため,植物細胞において蛍光タンパク質などの外来蛍光物質を観察する際の妨げになる.著者らは以前,タイムゲート法によって葉緑体の自家蛍光を完全に回避することで蛍光タンパク質イメージングが明瞭にできることを報告した.最近では,タイムゲート法を利用できる共焦点レーザー顕微鏡と光変換型蛍光タンパク質を組み合わせて,苔類ゼニゴケにおいて青色光受容体フォトトロピン(Phot)が葉緑体周囲に局在する過程の追跡に成功した.本稿では,タイムゲート法を用いた研究の一例として,ゼニゴケPhotの細胞内局在と細胞内移動に関する研究を紹介したい.</p>

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