書誌事項
- タイトル別名
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- Improvement of Charge-induced Memory in Transfer Process of Positively Charged Photoreceptor Using Bisnaphthylquinone Compounds
- ビスナフチルキノン ユウドウタイ オ モチイタ セイ タイデン カンコウタイ ノ テンシャ メモリ カイリョウ
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抄録
<p>新規なビスナフチルキノン化合物 (BNQ) を正帯電単層有機感光体 (organic photoconducttor, OPC) 用の電子輸送化合物として設計した.この化合物はジフェノキノン誘導体のπ共役面が拡張され,フタロシアニン顔料に対して適した電子受容性と高い電子輸送性能を有し,ポリカーボネート樹脂との相溶性も高いものであった.そのため単層感光体の電子輸送材料への適応を検討した.反転現像の正帯電プロセスでは,転写プロセス中に負電荷が感光体に印加され,電子輸送材料の電子輸送性能が低い場合,負電荷が膜内に残存し,メモリ現象の画像不具合を引き起こす.この問題の解決に,BNQを用いることによってメモリ電位を低減できることを確認し,従来の電子輸送材料と比較して実用上有効に機能することを確認した.</p>
収録刊行物
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- 日本画像学会誌
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日本画像学会誌 60 (2), 140-148, 2021-04-10
一般社団法人 日本画像学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390006198877323648
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- NII論文ID
- 130008023527
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- NII書誌ID
- AA1137305X
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- ISSN
- 18804675
- 13444425
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- NDL書誌ID
- 031424138
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可