赤外観察カメラシステムを用いた術中副甲状腺同定の有用性についての検討

  • 山下 俊彦
    製鉄記念広畑病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科
  • 橋本 大
    製鉄記念広畑病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科
  • 藤原 肇
    製鉄記念広畑病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科
  • 茂木 千聡
    製鉄記念広畑病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科

書誌事項

タイトル別名
  • Usefulness of Near-Infrared Imaging for Intraoperative Parathyroid Detection
  • セキガイ カンサツ カメラ システム オ モチイタ ジュッチュウ フクコウジョウセン ドウテイ ノ ユウヨウセイ ニ ツイテ ノ ケントウ

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説明

<p> 甲状腺手術において術後の副甲状腺機能温存のために副甲状腺の同定が重要となることがある. 正常副甲状腺は外見上リンパ節や脂肪組織に類似しており肉眼的同定にはしばしば困難を伴う. 近年では副甲状腺の自家蛍光を利用し, 近赤外線をあてることで侵襲なく同定する報告が散見される. 本稿では副甲状腺の自家蛍光を赤外観察カメラシステム pde-neo® (浜松ホトニクス株式会社) を用いて検出することにより, 副甲状腺の同定を試みた. 19症例, 副甲状腺39腺に対する結果では感度72%, 特異度79%であった. 赤外観察カメラシステムは副甲状腺同定に有用であると思われた.</p>

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参考文献 (9)*注記

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