書誌事項
- タイトル別名
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- Effects of Poultice Application to Skin Lesions Induced by Extravasation of Administered Catecholamines: An Experimental Study
- カテコラミン セイザイ ノ ロウシュツセイ ヒフ ショウガイ ニ タイスル アンポウ ノ コウカ ニ カンスル キソ ケンキュウ
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説明
<p>目的:ラットを用いた基礎研究により,カテコラミン製剤の漏出性皮膚傷害に対する確かな看護ケアの確立に向けた基礎的な知見を得ることである.</p><p>方法:ラットの背部皮下に実験的な漏出性皮膚傷害を作製し罨法の効果を検討した.</p><p>結果:罨法を実施しない対照群では3/6例において観察1日目に発赤を認め,その中の1例は3日目に潰瘍へと変化した.温罨法群では5/6例において1日目に発赤を認め,その発赤は3日目には全例が潰瘍化した.一方で,冷罨法群では発赤,潰瘍などの皮膚傷害は認められなかった.</p><p>結論:血管拡張作用を目的に温罨法を実施した動物では,対照群より高い割合で潰瘍を形成したため,これまで推奨されてきた温罨法は皮膚傷害を悪化させる知見が得られた.また,抗炎症作用を目的に冷罨法を実施した動物では,皮膚傷害は認められなかったことから,冷罨法の有効性が示唆された.</p>
収録刊行物
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- 日本看護科学会誌
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日本看護科学会誌 41 (0), 391-394, 2021
公益社団法人 日本看護科学学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390008597681500672
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- NII論文ID
- 130008116102
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- NII書誌ID
- AN00010260
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- ISSN
- 21858888
- 02875330
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- NDL書誌ID
- 032135028
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可