<論文>地方自治体によるSNS利活用の状況とその課題 : つくば市民活動のひろばを事例として

書誌事項

タイトル別名
  • <Article>Challenges in SNS Usage by Japanese Local Governments : Evidence from the Tsukuba Civic Activities Cyber-Square
  • 地方自治体によるSNS利活用の状況とその課題 : つくば市民活動のひろばを事例として
  • チホウ ジチタイ ニ ヨル SNS リ カツヨウ ノ ジョウキョウ ト ソノ カダイ : ツクバ シミン カツドウ ノ ヒロバ オ ジレイ ト シテ

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説明

本研究では、茨城県つくば市が運営する Facebook ページ「つくば市民活動のひろば」を事例として、SNS を用いて情報発信等を行う自治体の職員はどのような事柄を運営上の「困難や難しさ」として認識しているのかを包括的に把握することを目的として、3名の自治体職員を対象に探索的なインタビュー調査を行った。インタビュー調査の結果、漓担当部署の理解、滷予算の確保・人員体制の確立、澆職員のITスキル、潺他の業務との兼ね合い、潸人事異動、澁決裁手続きの厳密さ、澀趣旨に合わない投稿への対応、潯個人情報への配慮、潛事業が当初の目的を達成しているかどうかという9つの要因が整理された。また、9つの要因を分類した結果、運営に関わる資源の量と質、行政活動に伴うレッド・テープ、プライバシーへの配慮という3つに類型化された。今後は本論で得られた知見を普遍化が可能な形で検証することが必要とされるが、そのための課題が整理された。

収録刊行物

  • 国際日本研究

    国際日本研究 9 31-42, 2017-02

    筑波大学人文社会科学研究科国際日本研究専攻

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