書誌事項
- タイトル別名
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- Europaische Geldgeschichte in dem Altertum und Mittelalter : Bis zur Reform Karl des Großen
- ヨーロッパコダイチュウセイカヘイシ カールタイテイノカヘイカイカクマデ
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説明
西アジアにおいて最初の都市文明が成立し,社会的規律化が要請され,人格神・王権・法治・計算貨幣・官僚制による財政国家が成立した。神官・王族・貴族・平民・奴隷の身分ごとにその義務と役割が定められ,計算貨幣による分配が行われた。特に重要な軍役について最初にリディア王国において打造貨幣で支払われるようになった。このような打造技術による貨幣製造は,計算貨幣による社会的規律化と国家形成とともにギリシャからローマへと伝播した。ローマでは至上権・官職官僚制・ローマ法・金銀銅三貨制度・造幣役による貨幣システムが成立し,6000万人の帝国に発展した。帝政末期には帝国の属州に地域貨幣システムが形成され,それがゲルマン部族王国に継承された。最終的に西ゴート王国とフランク王国のみが独自の貨幣システムを確立することとなった。特にフランク王国はカロリング王朝によってローマ末期の金貨システムから独自の銀貨システムを確立することとなった。
収録刊行物
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- 名古屋学院大学論集 社会科学篇
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名古屋学院大学論集 社会科学篇 55 (2), 97-130, 2018-10-31
名古屋学院大学総合研究所
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390009224749682688
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- NII論文ID
- 120006537664
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- NII書誌ID
- AN00179487
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- NDL書誌ID
- 029348792
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- ISSN
- 03850048
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可