クリッカーを使用した双方向授業の効果についての検討

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タイトル別名
  • Study to consider about interactive teaching that use the audience response system
  • クリッカー オ シヨウ シタ ソウホウコウ ジュギョウ ノ コウカ ニ ツイテ ノ ケントウ
  • Study to consider about interactive teaching that use the audience response system

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説明

本研究は,クリッカーと呼ばれる聴衆応答システムを柔道整復師国家試験対策授業に用い,効果検証を実施した.授業終了時に行ったアンケートの結果では,5つの質問項目間の平均値に有意差が見られた(p<.001).下位検定の結果,クリッカーを使用した授業が通常の授業と比較して興味が持てたか.」の質問と「クリッカーを使用した授業が通常の授業と比較して積極的に参加できたか.」の2問に対して有意に高値を示した.教員によるアンケートからは,学生と教員の双方向で一体感が生まれ,楽しんで授業に参加する学生が増えると言う効果がみられた.その反面,回答のペースについていけない学生や,焦って解答する学生が存在した事が問題点としてあげられた.これらの問題を解決する為には,解説の時間を設け,問題数を少なくする必要性があった.更に,クリッカーを用いて授業の双方向性を向上させるためには,正答率の低い問題に対して解説の時間を増やすなどそれぞれのケースに対応する必要性が示唆された.

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