真空紫外線領域等における円偏光分光とその隕石中 有機物のキラリティの非破壊分析手法としての検証

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タイトル別名
  • Circular dichroism in the vacuum UV region as a nondestructive analysis method for chirality of organic molecules in meteorites
  • シンクウ シガイセン リョウイキ トウ ニ オケル エン ヘンコウ ブンコウ ト ソノ インセキ チュウウキブツ ノ キラリティ ノ ヒハカイ ブンセキ シュホウ ト シテ ノ ケンショウ

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抄録

隕石中のアミノ酸のキラリティの偏りの検出や宇宙空間での円偏光の観測などの報告から,生体分 子のホモキラリティは宇宙を起源とするという仮説の重要性が高まっている.キラリティの偏りを直 接的かつ非破壊に分析する手法として,円二色性や光学活性などの円偏光を用いた分光手法は有用と 考えられる.本稿では,アミノ酸などが特徴的なスペクトルを示す真空紫外線領域等における円二色 性計測に関する筆者のこれまでの取り組みを紹介するとともに,マイクロビームによる円二色性マッ ピングや光学活性などの分光手法の隕石中のキラリティ分析法としての有効性などに関して報告する.

収録刊行物

  • 低温科学

    低温科学 78 295-304, 2020-03-24

    低温科学第78巻編集委員会

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