ブランドエクイティとくちコミ行動の循環モデルに関する検討 : くちコミの送り手自身にもたらされる効果に着目して

DOI HANDLE Web Site オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • A circulated model between brand equity and word-of-mouth communication : The study focused on word-of-mouth effects for information sender
  • ブランド エクイティ ト クチコミ コウドウ ノ ジュンカン モデル ニ カンスル ケントウ クチコミ ノ オクリテ ジシン ニ モタラサレル コウカ ニ チャクモクシテ
  • ブランドエクイティ ト クチ コミ コウドウ ノ ジュンカン モデル ニ カンスル ケントウ : クチ コミ ノ オクリ シュ ジシン ニ モタラサレル コウカ ニ チャクモク シテ

この論文をさがす

説明

原著

本研究は、ファンデーションブランドの消費行動を題材に、ブランドエクイティとくちコミ行動の関連性について検討したものである。381名の女子学生を対象に調査をした結果、ブランドエクイティは、当該ブランドに対するポジティブなくちコミを生起させることが示された。さらに、他者にくちコミを伝達することは、「情報交換機能」「自己確認機能」「娯楽機能」というくちコミの機能をもたらすことが見出された。加えて、それらのくちコミの機能が、くちコミの送り手自身のブランドエクイティを、あるいはその構成要素を高めるというプロセスが認められた。これらの知見に基づき、ポジティブな情報を伝達することによってより一層ブランドエクイティが高まるといった消費者内での循環モデルの妥当性が議論された。

収録刊行物

  • 対人社会心理学研究

    対人社会心理学研究 17 35-43, 2017

    大阪大学大学院人間科学研究科対人社会心理学研究室

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ