青年期における「キャラ化」に対してパーソナリティが与える影響について

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タイトル別名
  • Effects of the Formulation of Kyara on Personality during Adolescence
  • セイネンキ ニ オケル キャラカ ニ タイシテ パーソナリティ ガ アタエル エイキョウ ニ ツイテ

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説明

本研究では大学生を対象にキャラ化についての研究を行った。「キャラ化」とはコミュニケーションの場において,「キャラ」と呼ばれる,その人の特徴や個性に応じて割り振られた役割を振舞うことを意味する。本研究では,第一の目的として「キャラ化」を測定できる尺度を作成する。第二の目的として,先行研究により,「キャラ化」に特徴的なパーソナリティとされている「自己の多元性」「状況に応じた切替」「賞賛獲得欲求・拒否回避欲求」「日常生活演技」の影響を調べる。質問紙調査を行った結果,キャラ化には,キャラを他人から押し付けられる「キャラの受動性」とキャラを自分から押し出してコミュニケーションを取る「キャラの能動性」といった二つの側面が存在することが明らかになった。また,それぞれ「キャラの受動性」には「状況に応じた切替」の意識的自己切替,友人の選択切替,無意識的自己切替と「日常生活演技」の調和的演技,困難状況,実利,「賞賛獲得欲求・拒否回避欲求」の拒否回避欲求が,「キャラの能動性」には「状況に応じた切替」の友人の選択切替,意識的自己切替と「賞賛獲得欲求・拒否回避欲求」の賞賛獲得欲求,「日常生活演技」の調和的演技そして「自己の一元性」が影響を与えていることが明らかになった。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390009224813126656
  • NII論文ID
    120006585449
  • NII書誌ID
    AN1055404X
  • DOI
    10.18910/71377
  • HANDLE
    11094/71377
  • ISSN
    13419595
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • IRDB
    • CiNii Articles

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