尿素化合物の薄層クロマトグラフィー

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タイトル別名
  • Thin layer chromatography of urea compounds
  • ニョウソ カゴウブツ ノ ハクソウ クロマトグラフィー

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1) 尿素化合物の薄層クロマトグラフィーについて尿素のほかビューレット,モノフェニール尿素,エチレン尿素,ノナメチル尿素,イソブチリンデンジ尿素およびウラホルムを用いてその展開溶媒を室温上昇法により検討した.4種の溶媒,ブチルアルコール:酢酸:水(3:1:1),フェノール:水(3:1),イソプロピルアルコール:ギ酸:水(7:1:2)および水飽和アミルアルコールによる相互の分離はいずれも比較的に良好であつた.とくにブチルアルコール:酢酸:水が最もすぐれていた. 2) 尿素1μg以上では明瞭な黄色スポットとして検出され濾紙クロマトグラフィーによる限界量よりも低かつた.さらに0.1ないし0.5μgでも淡いスポットが認められた. 3) 尿素脱水素酵素の反応液および尿素を種々の試薬で処理した反応液について薄層クロマトグラフィーと濾紙クロマトグラフィーの比較を行ない前者がすぐれていることを示した.

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