スタート前の深呼吸が水泳に及ぼす効果(その2) : クロールの泳速と面かぶりクロールの泳距離について

書誌事項

タイトル別名
  • The Effect on Swimming of Taking Deep Breathing Exercises Before Start (Part2) : On the Swimming Speed of Crawl Strokes and the Swimming Distance of No Breath Crawl Strokes

この論文をさがす

説明

保健体育専攻学生29名と専攻以外の学生104名を対象に,スタート前の深呼吸が50m・25mクロール泳のタイムと面かぶりクロールの泳距離に及ぼす影響について検討を行った。その結果,スタート前の深呼吸がクロール泳のパーフォマンスに及ぼす影響については,対象者の泳力が大きな要素となるが,泳力とともに時間的要素も深呼吸の効果に大きく関与していることが推察された。また、面かぶりクロールの泳距離は,対象者の泳力に関わらず深呼吸による向上が認められた。スタート前の深呼吸による水泳のパーフォマンスの向上は,CO2クリアランスにより一時的な耐乳酸性の向上が見られ,より多くの乳酸性酸素負債が可能になるためであることが示唆された。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ