神の像 (Imago Dei)に関する聖書的理解

書誌事項

タイトル別名
  • A Biblical Understanding of Imago Dei
  • カミ ノ ゾウ Imago Dei ニ カンスル セイショテキ リカイ

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説明

「人間が神の像の通りに創造された」という創世記1 章の記事は、初代教父時代からバルトとブルンナーの「接触点」(Anknüpfungspunkt)論争に至るまで、多くの神学的論争や解釈の主題となってきた。本論文の主題は以下の通りである。「神の像の通りに」は古代近東地域で王を指し示す慣用句であった。神は人間を「王」のような高貴な存在として創造され、地上の王が王国を統治するように、人間に被造物の世界を統治させられた。したがって、人間の自然に対する統治には、「責任ある管理者」としての責務がある。

収録刊行物

  • 基督教研究

    基督教研究 66 (1), 52-70, 2004-09-24

    基督教研究会

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