魚木忠一の「日本基督教」を再考する : 挫折した土着化神学への試み

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タイトル別名
  • Reconsidering 'Christianity in Japan' of Tadakazu Uwoki : an attempt of indigenous theology dwindled
  • ウオキ タダカズ ノ 二ホン キリストキョウ オ サイコウ スル : ザセツ シタ ドチャクカ シンガク エノ ココロミ
  • サカナ モク チュウ イチ ノ 「 ニホン キリストキョウ 」 オ サイコウ スル : ザセツ シタ ドチャクカ シンガク エ ノ ココロミ
  • 魚木忠一の日本基督教を再考する : 挫折した土着化神学への試み

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説明

魚木忠一は、キリスト教と日本の宗教的伝統を国家主義的に混淆した「日本的キリスト教」を提唱したものとしてしばしば批判の対象になってきた。しかし、彼が主張した「日本基督教」は、戦時下の他の「日本的キリスト教」とは由来も、性格も異なる。魚木が提示した「基督教の日本類型」とその方法論としての「基督教精神史」は、今日の言葉では土着化神学の試みに値するものだろう。しかし、一方では戦時下と戦後という時代的な状況によって、他方では内在する神学的な限界によって挫折を余儀なくされた。

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