大分県大野郡ー南海部郡中ノ谷峠附近の地質

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  • Geology of the Nakanotani Pass, Oita Prefecture
  • オオイタケン オオノグン-ミナミアマベグン チュウ ノタニトウゲ フキン ノ チシツ

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抄録

1) 中ノ谷峠附近を構成する地層は明治帯南半~北半部にあたる古生層であり,下よりA, B, Cの三部にわけることができる。A部は珪岩部,粘板岩部よりなり, B部はこれを整合におおい,砂岩,粘板岩を主として中位にレンズ状の礫岩を挟有する。C部は断層をもってB部と接し, グレイワッケ質の砂岩と砂岩一粘板岩の互層,および粘板岩よりなる。 / 2)古生層は外帯特有の帯状配列をし, 数条の走向衝上断層によって切断されるほか,二条のNNWSSE 系断贋によっても変位する。このうち, 中ノ谷峠断層は, 中ノ谷トンネル内にあらわれ,地下で急激に低角度となる衝上断層であり,宇藤木断層も同様に衝上性の断層であることを暗示している。

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