ジョージ・ミュラーの資(史)料と先行研究の批判的検討

書誌事項

タイトル別名
  • A reexamination and critical consideration of George Müller's historical resources
  • ジョージ ミュラー ノ シ シリョウ ト センコウ ケンキュウ ノ ヒハンテキ ケントウ
  • ジョージミュラーの資史料と先行研究の批判的検討

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説明

イギリスのアシュリー・ダウン(Ashley Down)の孤児院創設者のジョージ・ミュラー(George Müller,1805-1898)に関する文献は、「偉人伝」が大半を占める。ミュラーが19世紀の先駆的な慈善家、著名な伝道者であったゆえに、その偉業を称える伝記がその多くを占めるのは当然である。しかし一方で偉人としてのミュラー像が先行し、その実像が見えづらくなっている。そのためには、ミュラーに関する資料の整理と批判的検討と整理が不可欠である。そこで、関連資料を以下のように分類した。(1)孤児院の母体となる法人の発行した年次報告書および機関誌、(2)自叙伝(≒日誌)、(3)ミュラーの説教、言行録、(4)ミュラーの伝記、(5)ミュラーに関する研究、関連書、(6)Web上でのミュラー資料。これらは、貴重な歴史資料であり、これらのアカデミックな批判的分析により、特にキリスト教社会福祉学、社会福祉研究から「ジョージ・ミュラー研究」を生み出す可能性があることを示した。

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