84年大統領選挙におけるマリオ・クオモの演説 : 政治家の信仰と職責

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タイトル別名
  • A Speech of Mario Cuomo at the University of Notre Dame : A Politician’s Personal Faith and Official Obligation
  • 84ネンダイ トウリョウ センキョ ニ オケル マリオ クオモ ノ エンゼツ セイジカ ノ シンコウ ト ショクセキ

抄録

論文

本稿は、1984 年に、ニューヨーク州知事のマリオ・クオモがノートルダム大学で実施した演説について、そのあらましを明らかにしたものである。カトリックの政治家であるマリオ・クオモが、カトリックの大学であるノートルダム大学で、個人としては中絶に反対だが、政策としてそれを強要することは出来ないという演説をした。その当時、プロライフ政策を推進しようとしていたレーガン政権(共和党)に対抗して、民主党は、84 年の大統領選挙で女性初の副大統領候補でカトリック信徒のジラルディン・フェラーロを擁立しており、この演説は彼女を支援するためだと言われている。この演説は、騒動を引き起こし、現在に至るまで米国政治と社会に影響を及ぼしている。本邦では全く知られてこなかったこの演説について、どのような演説だったのかを明らかにする。

収録刊行物

  • 共生学ジャーナル

    共生学ジャーナル 6 106-129, 2022-03

    大阪大学大学院人間科学研究科『共⽣学ジャーナル』編集委員会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390010292650125952
  • DOI
    10.18910/86428
  • ISSN
    24326755
  • HANDLE
    11094/86428
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • IRDB

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