対人場面において看護学生が着目する送り手のメッセージ手段

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タイトル別名
  • Noticeable Patient Cues for Nursing Students during Interpersonal Exchanges
  • タイジン バメン ニ オイテ カンゴ ガクセイ ガ チャクモク スル オクリ テ ノ メッセージ シュダン

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抄録

<p> 本研究は、対人場面において看護学生が視党および聴覚を用いて着目しやすい送り手のメッセージ手段を明らかにすることを目的とした。対象は看護学生47名である。メッセージ手段として会話、ため息、頻の表情、視線・目の動き、姿勢・身体の動き、手の動き、沈黙・間の7項目を含むシナリオを基に作製したビデオテープを視聴しながら、目や耳から入ってきた情報をテープレコーダーに吹き込んでもらった。これを逐語録に起こし項目別に言語化数を求めた。またメッセージ手段に対し注意した程度を質間紙で調在し、言語化数との関連を分析した。その結果、1. 聴覚を用いて最も多く着目したのは会話であった。2.視覚を用いて最も多く着目したのは笑顔であった。大きな動きに比べて細かい動きは、言語化数が少なかった。3.声の調子・抑揚、大きさなどを言語化した学生はなく、注意したと回答する学生も少なかった。4.ため息、姿勢・身体の動き、手の動きは注意した程度と言語化数に有意な関連がみられた。5.手の動きに注意した学生は7項目中6項目において言語化数が多かった。</p>

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