小学校における早期ダイアローグを活用したミーティングの事例

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タイトル別名
  • A case study of two meetings utilizing early dialogue in an elementary school

抄録

<p>本報告の目的は,子どもをめぐる関係者間の連携における早期ダイアローグによるミーティング(以下,EDミーティング),およびフォローアップミーティングの効果を,一つの事例を通して検討することである。フィンランドでは,早期ダイアローグは「未来語りのダイアローグ」の土台とされており,支援の早い段階から関係者との協力関係を構築するために,支援者が自らの懸念を表明して協力を求めることが特徴である。</p><p>ここでは,小学校でファシリテーターによるEDミーティングとフォローアップミーティングを試みたプロセスを検討した。ミーティングへの参加者は,ミーティングを要請した支援者と登校が難しくなった児童の両親,学校の担任と校長の5名で,そこにファシリテーター2名が加わった。2つのミーティングを通して,支援者の懸念は軽減され,参加者間の関係は変化した。それらのプロセスは,両親と児童の親子関係や,学校における児童と教員の関係にも影響したことが推測された。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390010457665124864
  • DOI
    10.20748/jabp.30.2_33
  • ISSN
    24329371
    18805132
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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