温熱負荷と運動負荷により適切な生活指導ができた運動誘発アナフィラキシーの1例

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タイトル別名
  • A Case of Exercise-Induced Anaphylaxis Managed with Lifestyle Guidance Following Diagnosis Based on Thermal Stimulus and Exercise Challenge Tests
  • オン ネツフカ ト ウンドウ フカ ニ ヨリ テキセツ ナ セイカツ シドウ ガ デキタ ウンドウ ユウハツ アナフィラキシー ノ 1レイ

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抄録

<p>27歳,女性.アトピー性皮膚炎の既往があり20歳頃から運動時に蕁麻疹が出現するようになった.バスケットボール30分後に悪心,嘔吐,血圧低下を生じ失神した.発作は食事との関連はない.運動を続けたいという希望があり,温熱負荷試験と運動負荷試験を行い,悪心症状出現前後の血清ヒスタミンとトリプターゼを測定した.病歴および検査結果に基づき,コリン性蕁麻疹を除外し,約80 kJ以上の運動負荷により誘発される運動誘発アナフィラキシーと診断した.安静下の温熱負荷試験とエルゴメーターによる運動負荷試験が診断と発作を起こさない運動量の推定に有効であった.</p>

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