<報告>日本語アカデミックライティング支援における実践知の抽出過程 : 「発想のスイッチ」を例として

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  • < Reports > The Process of Extracting Practical Intelligence in Japanese Academic Writing Support

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抄録

大学等における学習支援の一つである日本語アカデミックライティング支援(AWS)では、書き手である日本語学習者との個別的な対話を通して、書き手が表現したいことを引き出しながら文章を改善する方法を共に考える。支援者は経験的に様々なコツを知っているが、それら暗黙知的な実践知は、なかなか言語化できない。そこで筆者らは、実践知の言語化と共有化を目指す「パターン・ランゲージ(PL)」の手法を援用し、複数の実践場面から帰納的にパターンを抽出、整理した。PLの作成手順を踏めば、実践知が言語化され、他者と共有できる形式知となる。本稿では、AWSのパターンのひとつとして抽出された「発想のスイッチ」を一例として、実際のセッション場面のどのようなやりとりに着目し重要な要素を抽出していったのか、その作成過程を詳細に記述する。

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