極細繊度品種「白麗」の登蔟性向上

DOI
  • 飯塚 哲也
    国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
  • 中島 健一
    国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
  • 伊賀 正年
    国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
  • 岡田 英二
    国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構

書誌事項

タイトル別名
  • Breeding of commercial silkworm race “Hakurei” with improvement of efficiency of mounting

抄録

<p> 「はくぎん」は繭糸繊度が2デニールを下回る極細繊度品種であるが,蚕種製造における問題点として母蛾の産卵性が悪いことが指摘されたため,繭糸繊度を維持しながら産卵性を改善した中516号×中517号(愛称:「白麗」)を育成した。しかしながら「白麗」の欠点として,登蔟性が悪いことが明らかとなったため,登蔟性を改善するための選抜法の開発と品種改良を行った。白麗の原種である中516号と中517号を樹脂製の山型蔟を3段重ねて自然上蔟させ,上段に結繭した個体のみを選抜した。選抜を複数世代で行った結果,上段に結繭する個体数が増え,それらの交雑種である「白麗」においても登蔟性の向上が見られた。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390010842624216320
  • DOI
    10.11416/konchubiotec.91.1_053
  • ISSN
    18847943
    18810551
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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