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- 上田 敬太
- 京都光華女子大学健康科学部医療福祉学科言語聴覚専攻
書誌事項
- タイトル別名
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- How to Understand and Handle Aberrant Social Behaviors after Brain Injury
説明
<p> 厚生労働省の定める「高次脳機能障害」の定義の中の「社会的行動障害」とは, 原因を問わず社会的場面で生じる行動の障害全般を指す雑多な概念である。社会的行動障害を生じる主な 3 つの原因として, (1) 社会的認知そのものの障害, (2) 他の認知機能障害, (3) 心理社会的因子が挙げられ, 原因が何かによって対策は異なる。本発表では, 臨床で困る場面が多い「怒り情動の表出」に話題を絞り, どのような理由で「怒り情動の表出」が行われるのかを解説し, その対処法についても, 薬剤による治療や, そもそも怒り情動を生じる場面をいかに少なくするか, という観点から解説を行った。基本的考えとしては, 脳損傷者の生活がうまくいくことが大切であり, それを支援するという視点での対処が重要であることを解説した。</p>
収録刊行物
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- 高次脳機能研究 (旧 失語症研究)
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高次脳機能研究 (旧 失語症研究) 41 (3), 288-293, 2021-09-30
一般社団法人 日本高次脳機能学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390011231104753024
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- ISSN
- 18806554
- 13484818
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可