両側同時に関節炎を生じた偽痛風性関節炎7例の検討
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- 井尻 慎一郎
- 井尻整形外科
書誌事項
- タイトル別名
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- Examination of 7 cases of pseudogouty arthritis with bilateral simultaneous arthritis
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説明
<p> 当院での51人の偽痛風性関節炎症例のうち,7人(13.7%)が両膝同時に偽痛風性関節炎を生じていた.7人とも女性で,平均年齢81歳であった.</p><p> 両側同時に偽痛風発作を起こす機序として,半月板が外傷や経年劣化で損傷を受け,そこにピロリン酸カルシウム結晶が沈着する.加えて,血中のカルシウム濃度あるいは関節液のカルシウム濃度の低下などが引き金になって,ピロリン酸カルシウム結晶が関節液中に析出し関節炎を起こすと推察した.</p>
収録刊行物
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- 日本臨床整形外科学会雑誌
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日本臨床整形外科学会雑誌 47 (1), 89-90, 2022
一般社団法人 日本臨床整形外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390011307188778240
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- ISSN
- 21897905
- 18817149
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可