〈リスク〉としての少子社会

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  • Decline in birthrate in Japan as social risk
  • 〈 リスク 〉 ト シテ ノ ショウシ シャカイ

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抄録

<p>本稿は、戦後の日本において生起している「少子化」現象を、マクロな社会変動のなかに位置づけ直すため、近代家族において〈子ども〉のもつ意味の変容の諸相を、人口学・社会史学の研究成果を参照しつつ、明らかにするものである。その際、ウルリッヒ・ベックの「リスク社会」、アンソニー・ギデンズの「関係性の純粋化」という二つの社会学的概念を援用し、家族における親子関係の情緒化・再帰化という傾向の発生を指摘することで、「少子社会」の特質を摘出しようとする。</p>

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