粘性土地盤の引張破壊を考慮した直立壁の安定解析

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タイトル別名
  • Stability Analysis of Vertical Slope Considering for Tensile Fracture in Clayey Soil

抄録

<p>一般に,地盤材料はせん断破壊することが知られている.支持力問題や斜面の安定問題など,古典的な地盤の安定問題はせん断による破壊のみが生じると仮定して解かれる.しかし岩盤や改良土の場合,せん断破壊以外にも引張破壊が生じる.また地盤材料の引張強度は圧縮強度よりもかなり小さいため,地盤の引張強度特性や引張破壊の影響を把握することは重要である.本研究では,著者らが提案した引張強度特性を考慮できる破壊規準を用いた混合型剛塑性有限要素解析を実施し,引張破壊が直立壁の安定性に及ぼす影響を調査した.その結果,地盤の引張破壊が生じることで直立壁の安定性が低下することや,従来の安定計算で用いられてきた円弧すべりとは異なる破壊メカニズムが得られることが分かった.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390012313366388864
  • DOI
    10.11345/japannctam.66.0_73
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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