リアルタイム・データサイエンスへ向けたはじめの一歩:データの可視化 : Windowsフリーソフトを使ってビットコイン価格をグラフ化してみる

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抄録

本報では、時々刻々と更新されていく情報、つまりリアルタイムのデータセットに対するデータ解析(リアルタイム・データサイエンス)とWebスクレイピング等を念頭において、学生や研究者などがお手持ちのWindows環境ですぐにでもはじめられる実時間で取得した時系列データのグラフ作成方法をWindowsフリーソフトで実現するひとつの試みをご披露したい。ここでいうWindows用フリーソフトとはプログラミング言語Pythonと高機能グラフ作成ツールgnuplotである。 リアルタイム・データセットとしては、ビットコインの売値と買値をとりあげ、これら値の取得にはPythonからビットコイン取引所のAPIと対応させることにより実装する。特に、24時間周期で日付をまたぐ厄介な時系列データのグラフ化をgnuplotの優れたCUIに基づくバッチ処理により実現する。

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