パースのプラグマティズムにおける実在の位相 : 推論の妥当性の根拠として

DOI 機関リポジトリ Web Site オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • The conception of reality as the validity of inference in Peirce's pragmatism
  • パース ノ プラグマティズム ニオケル ジツザイ ノ イソウ : スイロン ノ ダトウセイ ノ コンキョ トシテ

この論文をさがす

抄録

本論の目的は、パースが実在について提起している見方を精査して、推論に妥当性を与える実在の本質を闡明するところにある。すなわち、一定の種類の諸前提が真であれば、それらに接合している結論は、真である、という事実は、実在している。実在の実際的な効果は、信念の確立である。言い換えれば、その事実は、わたくしたちに信念を形作らせ、一定の方向にわたくしたちを導いており、そのようにして、推論の妥当性を保証している。

収録刊行物

  • 文化學年報

    文化學年報 (71), 25-41, 2022-03-15

    同志社大学文化学会

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ