自家末梢血幹細胞採取におけるplerixafor併用幹細胞動員アルゴリズムの検証

DOI Web Site 参考文献23件 オープンアクセス
  • 山下 香奈子
    東京慈恵会医科大学附属病院輸血・細胞治療部
  • 佐藤 智彦
    東京慈恵会医科大学附属病院輸血・細胞治療部
  • 石橋 美由紀
    東京慈恵会医科大学附属病院輸血・細胞治療部
  • 石井 謙一郎
    東京慈恵会医科大学附属病院輸血・細胞治療部
  • 堀口 新悟
    東京慈恵会医科大学附属病院輸血・細胞治療部
  • 郡司 匡弘
    東京慈恵会医科大学内科学講座腫瘍・血液内科
  • 石井 敬人
    東京慈恵会医科大学内科学講座腫瘍・血液内科
  • 横山 洋紀
    東京慈恵会医科大学内科学講座腫瘍・血液内科
  • 齋藤 健
    東京慈恵会医科大学内科学講座腫瘍・血液内科
  • 矢野 真吾
    東京慈恵会医科大学内科学講座腫瘍・血液内科
  • 田﨑 哲典
    東京慈恵会医科大学附属病院輸血・細胞治療部

書誌事項

タイトル別名
  • EVALUATION OF AN ALGORITHM FOR STEM CELL MOBILIZATION WITH COMBINED ON-DEMAND PLERIXAFOR USE IN AUTOLOGOUS PERIPHERAL BLOOD STEM CELL COLLECTION

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説明

<p>背景自家末梢血幹細胞採取でのplerixafor(PLX)の適正使用のために,動員不良リスク症例で採取前日末梢血CD34陽性細胞(PBCD34+)数が20/μl未満の場合にPLXを投与するアルゴリズム(PLX-A)を導入した.</p><p>方法PLX-A導入前25例,後31例での採取成功(1回目での採取CD34+数≧2×106/kg)率の差,導入後でのPBCD34+数測定・PLX投与と採取成功率の関連を後方視的に検証した.</p><p>結果導入前より導入後の採取成功率が有意に高かった(48% vs 77%,p=0.03).PBCD34+数を測定した14例中,PLX投与なし9例,あり5例の採取成功率は100%,80%であったが,PBCD34+数測定もPLX投与もなかった15例では60%であった.3例(9.7%)にPLX-Aが適用されなかったが,3例とも採取成功であった.</p><p>考察PLX-Aは採取成功率の改善に有用であったが,導入後の採取不成功7例中6例でPBCD34+数測定がなく,動員不良リスクの過小評価の可能性が考えられた.今回の結果から,PLX-Aを改定する必要性が示唆された.</p>

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参考文献 (23)*注記

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