The Effect of Shared Book Reading Play in Self-Reliance Activities (Jiritsu Katsudou) : A Practical Study of a Special Support Class for Children with Intellectual Disabilities and Emotional Disorders at an Elementary School

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Other Title
  • 自立活動における「絵本の読みあい遊び」の効果 : 小学校知的障害特別支援学級と情緒障害特別支援学級での実践
  • ジリツ カツドウ ニ オケル 「 エホン ノ ヨミアイ アソビ 」 ノ コウカ : ショウガッコウ チテキ ショウガイ トクベツ シエン ガッキュウ ト ジョウチョ ショウガイ トクベツ シエン ガッキュウ デ ノ ジッセン

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知的障害児における特別支援教育では,遊びの指導,および国語科の教科指導の中で絵本を取り入れた授業実践が行われている。しかしながら,中には一方的な絵本の読み聞かせだけを行う場合もあり,知的な遅れのある児童にとって絵本の内容を理解しているかどうか定かではない。本研究では,A小学校の知的障害・情緒障害特別支援学級での「絵本の読みあい遊び」の実践(石川ら,2018)を自立活動の授業として行い,児童の主体的な授業の参加,および協力行動が認められるかを検討した。その結果,児童の絵本に対する発話量は増加し,問いかけに対する発話から自発的な発話の割合が多くみられるようになり,遊びの場面においても協力行動が見られるなど,肯定的な関わりが見られた。これらの結果から,「絵本の読み合いあそび」は,児童が考えたことや感じたことを他の児童と共有し,絵本と遊びの内容理解を促すことができたと考えられ,自立活動の授業の一題材として有効であることが示された。

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